さて、帰宅してドングリ大会開催だ。
ドングリを入れたビニール袋をあける。
むわ〜。
たった5つぶしか拾っていないのに、ギンナンの匂いで部屋の中が充満してしまった。あわてて、ギンナンの実を洗い、中のタネの部分だけにしてみる。
売ってるギンナンと同じ形なところに、ちょっと感動する。当たり前のことなのに。
ドングリも洗って、フライパンでから炒りした。少々塩もふってみる。
数分後。
こんがりと、おいしそうに炒れたドングリ。おそるおそる皮をむく。
……ぱく。
むむ?
しぶくない。甘くないクリ、といった味だ。全然食べられる。
食糧難の時が来たら、喜んで食べると思う。
でも積極的に食べたい味でもなかった。
この後、ギンナンの実を食べてみて、このギンナンの味のスター性にはっとしたほどだ。
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