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本郷界隈の風景って言われてもおかしくない |
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緑が多い。といっても緑色のカーペットがほとんどを占めているが。入るとこっちむきにずらっとベンチが並び、おさぼり、いや休息中のサラリーマンが多数ぼーっとしていた。
ここは釣堀もある。金魚やめだかもすくえる。めだかが群れで規則正しく動いていて、砂鉄が磁石で動かされているみたいだった。
奥にけっこうファンシーな庭園があるのは知っていた。いたるところにカップルがひそんでいるのだ。そこにあがる階段の脇に、がたいのいい警備員さんがひとりたっていた。もう入れないのか?と、顔色うかがいながら入っていったが、何も言われなかった。何の警備だ?
広場から見える、「伊」の字の店章。丸い枠は太陽の丸、人間的な丸味、成熟した円満さを表わす。「伊」は創業者、伊勢屋丹治の頭文字で、彼の習字の成果、だそうだ(伊勢丹ホームページより)。「書道」じゃなくて「習字」なのだ。ほほえましいじゃないか。
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