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特集


ロマンの木曜日
農水省の食堂で自給率を考える

自給率に思いを馳せつつ、4品を食べる


A定食のサバの味噌煮。
「サバは輸入だけど、味噌の大豆が国産で……」
メインの魚は輸入で、ソースが国産。それでも自給率は一番高い。複雑な事情を抱えた料理だが、味は抜群。外国のサバと日本の大豆が織り成すハーモニー。ハーフの子供はかわいい、の法則と同じだ。


4品の中で、最も自給率の低いラーメンをすする。
僕の予想では、わかめ、ネギ、なると、焼き豚は国産。麺は輸入で出汁は国産と輸入が混ざっている、でトータル9%という所だろうか。
こないだ深夜の通販番組で、「こんにゃくラーメン」という商品を売っていた。麺がこんにゃくで出来ていてカロリーゼロが売りらしい。
こんにゃくラーメンだと自給率はグンっとアップするに違いない。


牛肉とかぼちゃ、玉葱をオイスターソースで炒めているデイリーB定食は、オイスターソースが効いていて美味しい。
「野菜はかぼちゃ以外、ほとんど国産だね」
かぼちゃを一緒に炒めなかったら自給率がもっと上がるのに。何でかぼちゃを入れたのか?女性層を意識しての献立か。


スパイスが効いていて結構辛いチキンカレー。カレーこそ自給率が低そうだが、意外と47%だ。チキンとライスで自給率を稼いでいるのか?
食堂内の張り紙に
「5/7、8、9はカレーフェア」とある。
色々なカレーが登場すると思いきや、張り紙を良く見ると
「カレーの辛さが選べます」
とカレーフェアの説明が。辛さが選べるだけでカレーフェア。恐るべし農水省第一食堂。



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