口の中でハーモニー
「ええと、お次はパプリ・チャット……餃子の皮を揚げたようなものに、ポテトをのせて、ヨーグルトとチャツネをかけたものです」
「これ、食べたことないわ」
「わたしもです。上に乗ってる葉っぱはコリアンダーですね……」
「食べてみましょ」
はむ。
「………」
「………」
「……なんて説明したらいいのかしら?」
「ええとー……チャツネのすっぱさ、コリアンダーの味、ポテトのほくほく………が、口の中でものすごいハーモニーをかなでるひと皿、ですね」
「ねえねえ、あそこにある香辛料を、トッピングしてもいいのかしら?」
「チリペッパーやマサラ各種をかけてもいいみたいですね。おこのみで」
「ねえ、きっとこれ、ビールにぴったりだと思うわ! ……でも、ベジタリアンの方は、お酒を飲まなのかな?」
「確かにベジタリアンの人はお酒を飲まない人が多いらしいですけど、インドでにもお酒はありますよ。地酒もあるらしいです。カシューナッツ酒とか、いちご酒とか」
「うわ、飲んでみたーい!」
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