●問診、血液検査を経て献血
献血ルームは想像以上に多くの献血者で賑わっている。若い女性やカップルが目立つ。
ネクタイをしめたワイシャツの上から揃いのスタッフジャンパーをはおった人たちから明るく声をかけられる。
「今日はどうもありがとうございます。この問診票に記入願います」
渡された問診票には過去の病気や現在の健康状態などを記入する項目がある。
「ここ1ヵ月以内に麻薬・覚醒剤を注射しましたか」
「不特定の異性と性交渉をしましたか」
刺激的な設問が続き、もちろん答えはノーだが、こんなの素直にイエスにマルする人はいるのか?
問診票を一通り埋めると今度は先生から問診を受ける。
血圧・脈拍を図られながら、問診票にあった設問の刺激的じゃない部分を改めて聞かれる。今、飲んでいる薬はあるか? 最近通院しているか?
「特に問題はないですね」
先生の問診をクリアすると今度は血液検査。注射器で血を抜かれ、血液型、血液の濃度を検査され、そこで問題がなければ晴れて献血出来る。
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