有楽町から東京まではあっというま。あっけなくゴール。これといった感動もない。ゴール地点でスタートのときと同じポーズで写真を撮ってもらう。
テレビのドキュメンタリーで借金で苦しんでる人が自分に試練を課してそれを乗り越える、というのを見たことはある。それで問題が解決したような気になるが、なにも解決していない。借金は借金のままだ。
僕も自転車で山手線一周したけど時間を守れない性格はかわらないだろう。だけど、「あのときの辛さに比べたらこんなこと!」とかいやらしく言ってみたい。人に聞こえるように。
そういうネタができたと思えば大変有用な11時間だったと思う。サンタクロース気分とか深夜の街のとか最初の趣旨を忘れておもにハンバーグとうどんのことを考えながら走っていただけだが。
しかし、途中3回休んだにしても時間かかりすぎ。あなたも行き詰ったら無駄に無理なことしてみよう。なにか解決した気になるかもよ!
(おしまい)
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