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赤城山のその後

1990年から1995年まで、TBSの番組「ギミア・ぶれいく」で徳川埋蔵金大発掘という特集が組まれていた。群馬県は赤城山にユンボ12台を持ち込み、大掛かりな発掘作業が行われていた。途中、大きな横穴が発見されたり、発掘も間近か?って思っていたらいつの間にか番組も終わってしまい、赤城山黄金伝説は僕の記憶から薄れていく。 今月のテーマ「狩り」で、ふと赤城山を思い出した。夢のようなトレジャーハンティングはその後どうなっているのか?未だに発掘作業は続けられているのか? 赤城山まで確かめに行って来ました。
(text by 住 正徳

赤城山のその後

上越線にて

2人とも風邪をひいている(上越線にて)

電車とレンタカーを乗り継いで水野さん宅を目指す

親子3代に渡って私財を投げ打って徳川埋蔵金発掘作業にあたってきた一家がある。赤城山の水野家の人々だ。初代、水野智義氏が発掘作業を始めたのが今から120年前。一世紀以上も前の話である。現在は、3代目の水野智之さんが作業を引き継ぎ埋蔵金の謎を追っている。 今回、僕と林さんは3代目水野智之さんを訪ね、赤城山の現在(いま)を確かめに行った。

新幹線Maxあさひ313号にて東京駅を出発。高崎で上越線に乗り換え、渋川駅に向かう。渋川駅前でレンタカーを借りた。
「これから赤城山の水野さんの所に行くんですが、知ってますか?」
って聞いたら、何を言ってるんだ?って顔をされ
「カーナビ使って下さい」
と面倒臭そうな対応をされる。
思ったより水野さんはメジャーじゃないのか?
渋川駅
日本のまんなか、って色々な所にある
レンタカー
新車のファンカーゴーで出発
渋川ICから関越自動車道に乗り一つ目の赤城インターで高速を降りる。
「ホスピタル方面に走って行くと、所々に水野って看板があるからそれを目安に来なさい」
いきなり暗号みたいな道案内。もうトレジャーハンティングは始まっているのか?ここで迷うくらいでは徳川埋蔵金の謎を知る資格がないとでもいうのか?


結局「水野」って看板は1つも見当たらずホスピタルの駐車場で途方にくれる。水野さん宅にたどり着けるのだろうか?仕方ないので水野さんに電話をすると
「そこで待ってて、迎えに行くから」
と優しい対応。
暗号みたいな道案内は試練ではなかったようだ。
駐車場
ホスピタルの駐車場で途方にくれる

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