5.「ガラスの仮面研究白書」 |
紅天女公演推進委員会・編 発行:同文書院(1998年) |
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連載が始まってから26年以上も経ち、未だに完結していない「ガラスの仮面」を徹底的に研究した「謎本」。「北島マヤの貧乏ぶり検証・母親の給料はいくらぐらいだったか」とのっけから謎本の醍醐味が味わえて、「ガラかめ」ファン必見だ。帯にかかれた「さあ、お読みなさい……読むのです!」も凄い。 |
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6.「積木くずし」 |
穂積隆信著 発行:桐原書店(1982年) |
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ベストセラー「積木くずし」です。僕が手にしたこの古本はなんと225刷り目。
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その晩は、由香里も早く帰っていたようであるが、ひどく機嫌が悪く、
「金を出せよ」と、乱暴な言葉で言って妻に迫った。妻が出せないと言うと
「てめえ、ぶっ殺してやる」
と恐ろしい形相で妻を睨みつけた。
「殺しなさい。私はあなたのお母さんだから、殺されてもいいのよ」
と言うと、由香里の目がつり上がった。
「てめえの親を殺せるかよぉ」
と言うなり家中のものを投げ付けて暴れ出した。家庭内暴力である。
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由香里を演じた高部知子さんのインパクトはいまだに強烈に残っている。 |
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7.「Rooms」 |
秋元康著 発行:扶桑社(平成6年) |
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トレンドセッター秋元康さんの詩集。僕は覚えがないのだが、深夜番組でも同タイトルの番組がやっていたようだ。
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深夜
テレビの「Rooms」で流れる
僕の詩を見ながら
「こんな恋が出来たらな」と
思っていた君へ捧ぐ
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とプロローグで秋元康さんが書いている。
全編恋愛に関するお洒落な詩がいっぱいで、お腹いっぱい。 |
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8.「やっぱり私は嫌われる」 |
ビートたけし著 発行:新潮社(平成3年) |
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ビートたけしさんのエッセイ集。教育、医療、政治など幅広いテーマにたけしさんが斬り込んでいる。「ほんとうに面白いものは、その中に深く入り込まないと面白くないんだよ。あらゆるものがそうだけど、苦しんだ分だけ楽しみが増えるというか、面白くなるんだ」というところにアンダーラインが引いてあった。アンダーラインが引いてあるのはそこだけだったので、この本の前の所有者はそこが一番気に入ったのだと思う。 |
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