偏った想いを待ってます
ネットで作品を発表するのって、授業中にノートの切れ端に漫画描いて友達にまわしてるのに近いと思います。目立ちたいけど引っ込み思案だったのでいつもそんなことをしていました。
インターネットはあれを世界規模で24時間できる仕組みだと思います。めんどくさい先輩に相談する必要もないし、誰に遠慮することなく納得いくまで作りこめる。クラスでひとりしか面白がってくれなかったあなたの笑いも世界規模だったら数万人はうけるはず。デイリーポータルZがそこそこ人気があるのはその証拠です。
ノートの切れ端にくちゃっと書くぐらいのうかつさであなたの偏った笑いを送ってください。ノートの切れ端が回ってくるのを待ってます。
(WEBマスター林)
- 既発表の記事でもエントリーできますか?
- 最近のものであれば、すでに発表された作品でもOKです(2年以が目安)。ブログ記事だけでなく、すでに出版や販売された物でもOKです。(権利関係について、エントリーフォームをよくお読みください。)
- フィクションでもいいですか?
- いいです。ただし完全な小説やストーリーマンガよりも、記事っぽい作品がいいと思います。
- プログラムを使用した内容でもよいですか?
- ジェネレーターのようなものも記事としてご投稿いただけます。
- 賞品の金メダルは純金ですか?
- 金色なだけで純金ではないです。
金メッキですらないです。
- デイリーポータルZで執筆中のライターですが応募できますか?
- ダメです。
- 他にも質問があるのですが。
- dailyportal@mlc.nifty.com まで質問をお送りください。
Twitterでもいいです。
記事の書き方講座開催!
講義と実践を行いますが、グループワークはなく、人見知りの方でも安心の講座です。
※1回目のみ、2回目のみの参加もOKです。
- ■1回目 アイデア編 6/23月 20:00〜22:00 @ニフティ株式会社 定員20名 参加無料
- ■2回目 取材・執筆編 7/2水 20:00〜22:00 @ニフティ株式会社 定員20名 参加無料
エントリー作品の中から、注目の作品をピックアップしてご紹介します。
※紹介した作品がかならず入賞するわけではありません。
- 7/16発表
- いよいよエントリー締め切りまで残すところあと1週間!投稿も盛り上がってきて今週は力作ぞろいでした。僅差で選から漏れましたが、マンガ部門に来た作品も秀作ぞろいでしたよ。(石川)
nezu.log(Nezu)
20人で同じ服着てディズニーランドへ行っただけでもネタとして成立してるのですが、結果として「モテた」という意外性。とにかくポジティブで安心して読めます。大人数でワイワイやってるのに内輪感がなくさわやかなのも上手いです。適当にとったキメポーズがちゃんと決まってるのがすごいなー。(石川)
生きる醍醐味(福山裕教)
一見してぎゅっとしたテキストの圧に身構えますが、エピソードが怒涛のように畳み掛けてくる展開で一気読みしました。まずこういう場に出くわすということ自体が才能なんですよね。終わり方もまさかのある意味「どんでん返し」。そのうえ「一覧に戻る」を押すと画面にあらわれるコラム集のタイトル画像が…息を飲みました。この画像のステッカー作りませんか。(古賀)
- 7/8発表
- 今週もエントリー作品から傑作2本をご紹介。しめきりまで残すところ2週間です。応募しようと思っている人はそろそろ追い込みを!(石川)
日々つづる(saburi)
夏といえばJIS!といきなりわからないところから始まるんですが、なんだなんだ、と読まされてしまう勢いがありました。きっと撮影自体は孤独な作業だったと思うんですが、頭のなかでフェスが弾けていた様子が伝わってきます。本人はさぞ楽しかったんだろうな、と。最後のJISがきれいに決まっているのもすばらしい。(安藤)
クルクルクルッピィ(KESHI)
応募作品以外にもブログ全体に漂う浅草のようすがリアル。かっこつけてばかりのインターネットにざらついた世界が入ってきた感じがして嬉しいです。
「ある日の浅草」の喪失感のあるオチも独特。ややくせのあるタッチもこの世界観にフィットしていると思いました。
しかし「真夜中の病院」はひどい。声だして笑いましたが。(林)
- 7/2発表
- 今週は記事部門から2本。応募はガッツリ作りこんだ長い記事はもちろん歓迎ですが、さらっと書いたラフな記事でも大丈夫ですよ。気軽なエントリーをお待ちしております。(石川)
あおむろブログ(あおむろ ひろゆき)
同じイラストを繰り返し使う手法や、行間の間、そしてエピソード自体の面白さなど、どこをとっても最高です!親戚のおっちゃんかなとか関節取りに行くとか、短いテキストの中にしっかり思考の迷いが書き留められてるのも抜かりなし。編集部、満場一致のピックアップです。(石川)
【まだピースしてるの?】記念撮影でするべきたった1つのポーズ
東京別視点ガイド(松澤茂信)
かなり有名なサイトですよね。しかし応募作品がこれとは…。プランキングというムーブメントが海外でもあるみたいですが、これは投稿者の無表情さと最後の写真のテンポがよかったです。このジャケットが妙にかっこよくてこういう企画にあってますね。トータルでどこか引っかかる作品です。(林)
- 6/25発表
- 今週は記事部門、レポートコミック部門から1作品ずつご紹介。レポートコミック部門はイベントレポートだけでなく、実験、工作、旅行などなんでもOKですよ。(石川)
ねこプラ(斎藤公輔)
うーむ。企画も労力も、文章の巧みさも抜きん出ています。電波時計に関する情報と、情報をただの情報として終わらせないエピソードも充実。図解や動画も親切でわかりやすい。完成度高いです。投稿されたねこプラさんの活動には以前から注目していましたが、これほどまでとは。(林)
「サークル栗多山」公式サイト(ケア・ムーラ)
「祖父が危篤になったことにして」などの表現やひとコマ目の擬音の「リアリア」とか細かいところがいちいちおもしろい。題材がネットの話なので一般性という点で弱いのですが、コミュニケーションが苦手な人の私小説として共感しました。シンプルなイラストなので先入観なくフラットに受け入れられますね。(林)
- 6/18発表
- 募集開始1週間ですがはやくも秀作がどんどん来ています。その中から今週は注目の2本をご紹介。まだレポートマンガ部門は応募が少ないのでチャンスですよ。(石川)
べとまる (ネルソン水嶋)
どう料理してもおもしろい取材先&シチュエーション(泥)で、ずるい!と思わず嫉妬しました。でもそれだけじゃなくて、見せ方も心得ていると感じます。特に落馬(?)の瞬間をしっかり写真におさえたうえで効果的に使っているのは手慣れた技を感じました。(石川)