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コネタ1084
 
蓄光塗料で地味にライトアップ

日光や蛍光灯の光を吸収し、暗いところで光を放つ「蓄光塗料」。クオーツ時計の針・時間表示や、釣り用のウキなどで使われてるのを見たことがあるのではないだろうか。華やかにパーっと光るわけではないけれど、うすぼんやりとした光には味がある。電源要らずの地味ライトアップ、こんな用途に使ってはいかがでしょう。

(text by 大坪 ケムタ

蓄光塗料・実用編

蓄光塗料はその字面や光を放つ、って印象で「蛍光塗料」とゴッチャになってる人がいるかもしれないが、蛍光は太陽光やブラックライトなどの元で鮮やかな光を放つ塗料。蓄光塗料はその液体に混ぜられた物質に吸収したエネルギーを放光という形で放出する働きがあり、回りの明るさに合わせようとする性質から、暗いところで光を放つらしい。

ペンなど一般的な蛍光塗料に比べると、あまり馴染みはないが「蓄光塗料スプレー」というのが各社から販売している。コレを吹き付ければどんな物でもぼんやりライトアップ!ただし「地の色が白に限る」と条件はあるんですが。


あまり店頭にないので通販で手に入れました。

実用的に使うとなると、たとえばこんなシチュエーション。夜中に起きてトイレに行きたいんだけど、電気の場所が分からない‥。え、自分ちだから分かる?来客の場合はどうすんだ!もてなしの心は過剰に世話焼く母心!そんな心配も、スイッチの場所に蓄光塗料を塗っておけばこんな感じに優しくエスコート。


真ん中のところにうすぼんやりと緑の光が。

こんな感じで塗っておけば
こう光るわけです。

ちなみに分かりやすいようにシャッタースピード遅めで撮っているのはご容赦。実際はそれこそクオーツ時計の針先のような、もうちょっとうすぼんやりした感じだけれど、今回はベタっと大きく塗ってるだけに存在感がある。夜中にトイレのライトのスイッチの場所を聞きたくても、あなたを起こすのが申し訳なくて遠慮していた友人もこれでノー我慢!

また、スイッチ同様に蓄光塗料を塗っておくと便利なのがこんな場所。


コンセントに塗っておけば
「携帯充電したいんだけど‥」って時も万全。

正直、住んでる場所が都会だと、街中に限らず家の中でも「真っ暗闇」という状況はそれほど会うことはなかったりして、このスプレーの活用場所はそれほどないかもしれない。

しかし、地方だと街頭も無くてホントに真っ暗、なんて状況が平気であったりする。自分も郡部のド田舎に住んでたころは、倉庫や納屋にモノを探しに行くたびに手探りで歩くような、今に比べて闇が近い生活をしていたものだ。

この撮影をする際、外だと街灯があるため意外と明るく、部屋を完全に閉め切っても希望通りの暗さとまではいかなかった。あらためて今いる街の異様なまでの明るさ・闇の無さを実感してみると、子供の頃感じた「闇に対する恐怖」が懐かしいような‥。

 

蓄光塗料・ムダに光らせてみる編

実用度が分かったところで、このミステリアスな緑の光を利用できないか考えてみた。

「アパートに帰ってきて、鍵を開けたら部屋の奥からぼんやりと光がこんな感じで放たれていたら‥」という視点で見てください。

遠近感ありませんが、緑の輪が2mくらい先に見えると思ってください。
同アングルで明るい部屋だとこう見えます。

この怪しく光る物体はいったい?

答えはサバの味噌煮でした。お、おふくろ!
*注)有害物質を含んでいない塗料を使用しています

と、母親や恋人が手料理で驚かせちゃおう♪なんて時にシルエットクイズも兼ねた演出効果として使えます。驚かせるといえば、もひとつこんなのにも。

帰ってドアを開くと、部屋の奥に緑の物体が‥
闇夜から浮き出てるような光る影。
まだらなのがなんか怖い!
答えは蓄光塗料を塗った包帯とTシャツを着た俺でした。

と、服にスプレーを吹きかければ、自己主張の足りないボクも本気でビビらせられる存在感をゲット!幸か不幸か、途中でスプレーが切れたおかげで闇夜に浮かび上がるような雰囲気まで。ハロウィンやパーティの仮想に、プラスアルファの演出をしたい人に使えるんじゃないでしょーか。

最長8時間!意外と持つようです

蛍光に負けず使える蓄光パワー

ペンや洋服のプリントなどメジャーな蛍光塗料に比べて、手軽に使えるスプレー缶などが出てることもそれほど知られてない蓄光塗料。でもこの闇夜で映える存在感はいろいろ使えそう。

どこに行っても明るい東京だと実用度低そうですが、隣の家まで50mその間真っ暗!てな自分の実家のようなド田舎だといろいろと使えそう。真っ暗なテニスコートで蓄光ボール使ってテニス、とか面白そうだなぁ。闇夜が楽しくなるアイテムです。


 

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