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コネタ331
 
セラピーグッズじじばばの店

大阪のマイフェイバリット商店街である駒川商店街。定休日は毎週火曜日。いつも活気のある駒川も、さすがに定休日は淋しいのではないかと思いきや、シャッターの下りた店の前にはズラリと露店が立ち並び、一大露店ストリートと化しているではありませんか。通りもかなりのお客さんで賑わっています。

定休日にしてなお活気溢れる駒川商店街の一角に、興味深い看板を掲げているお店がありました。

八二一

シャッター前に露店が立ち並ぶ
そして、見つけたこのお店

 

セラピーグッズじじばば

「セラピーグッズじじばば」と書かれた横断幕の下には、文字通りじじばば(失礼)が。なんとダイレクトな店名でしょうか。
じじばばの秘密を知りたいと、お話をうかがってみました。



「おもしろい店名ですねぇ」
「これは京都に住んでる娘がつけてくれましてん。おじいちゃんとおばあちゃんの店やから、じじばばでええやん、って」
「私らセラピーとか難しい言葉はわかりませんねんけど、娘が流行りのことを教えてくれますのんや」

なるほど、娘さんのネーミングでしたか。なんとも愛嬌のある店名だと思います。どこかやさしくて、かわいらしい、この名前にこそ癒されます。さすがセラピーグッズ屋さん。


仲むつまじいご夫婦なのです

ご夫婦で露店を営み40年

健康グッズの露店を営むじじばばのお二人は、四天王寺さんの骨董市や、定休日の商店街など、日々あちらこちらへと飛び回っておられるそうです。

「この商売を始めてもう40年になりますわ」
「お父さんも80歳になりましてな」
ええっ、そうは見えません。

「なじみのお客さんが、店を開けるのを待っててくれるんですわ」
「世間話をしたりして、お店を出すことが元気の源やね」

そう話されるお二人は、本当にお元気そうでした。


大中小、備長炭各種!

炭は一時期、大ブームでしてな

確かに備長炭ブーム、ありました。数年前、私もお風呂に入れたり炊飯器に入れたりしました。

「その頃はお客さんが多くて、お母さんはお昼ご飯も食べられへんぐらいやったな」
「最近はちょっと下火になって落ち着いたけども」
「ハーブも扱ってたこともあるのんよ」

京都で無農薬の野菜を作っていらっしゃるという娘さんが、健康にいい商品を選んでくれるそうで、しっかりしたプロデュサーがついているからこその豊富な品揃えだったのですね。


炭グッズ。軽石、洗顔、シャンプー、パック、化粧水…
素朴なよもぎ石けん

塩とか砂糖とか

とにかく、名前で勝ってると思うこのお店、ほのぼのとしたご夫婦のやりとり、やさしいじじばばのお話を聞いてさらに、お客さんから人気を集めている秘密がわかりました。

健康グッズのお手本のようなお二人、これからもお元気で露店を続けてください。


サメのスプレーって美容室で使っていましたが、髪つるっつるになりますね

「セラピーグッズじじばば」のお店は、駒川商店街(毎週火曜日)や、四天王寺(毎月21、22日)などに出店されているそうです。


 

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