とうとうベルーガに接近
今回の白イルカ、ベルーガのショーはナックとデュークの演技。でこっぱちのかわいい奴らだ。
水中マイクで拾った彼等の声はキロロロロと高く澄んだ声で、海のカナリヤといわれている。
係りの人の出す「止まれ、進め」の音の通りに動いたり、目隠しして障害物をくぐったりとなかなかの頭脳を披露してくれる。ちなみに目隠しは吸盤で、その姿も愛らしい。
一通りの演技を見た後、とうとうお触りタイムだ。
通常なら入れない水槽の裏へ、マンボウの水槽の上の横道を通りながら行く。
このイベント参加者は、壮年の女性もいたが、大概20代女性やカップルだ。
「こちらでサンタの衣装を着て下さい。抵抗がある方は着られないでも大丈夫です」
おお、とうとうサンタになりますよ。
やはりその衣装とベルーガタッチとの関連性を見いださないのか、サンタの衣装に袖を通さない人もいる中、颯爽と着こなすわたくし。
プールサイドに顔をちょこんと乗せたベルーガ二頭。
大きな頭もつるつる具合も小さな目玉も愛らしい。
参加者が次々とポーズを決めつつベルーガに触りながら写真を撮ってもらっている。
きゃあきゃあと楽しそうで、まだかまだかとサンタの衣装を着ながら自分の番を待つ。
とうとう「次の方ー」と呼ばれ、近づいてみる。
ああ、念願のイルカにタッチだ。本当だ、本当に想像通りのゴムのような手触りだ。
ぶにょっとしてつるっとして弾力がある。
撫でていてもとても大人しい。ちょっと大胆になった私はキスまでしてしまった。
達成感を抱きつつ、係りの人に「彼等のプロフィール等ありますか?」と尋ねたところ、後日メールで送られてきたのは以下のもの。
「ナック:何にでも真面目に取り組む優等生 デューク:責任感の強い頑固者」
…どうして真面目とか責任感とかわかるんだろう…。
ちなみに触られ役はナック。真面目にお客さんにサービスしていたのだ。 |