海外旅行に行く人にはまぐり刑事をもっていってもらい、はまぐり刑事こみの写真を撮ってきてもらうという企画「はまぐり刑事の世界一周」。
いままで はまぐり刑事の数が少なかったために、希望されたかたにじゅうぶんお配りすることができませんでした。応募いただいたかた、ごめんなさい。
ストックをたくさん作っておいてどんどん海外に旅だってもらいたい。
今回はその制作過程のレポートです。(林 雄司)
材料
今回は10個作る。少なくない?と思ったかたもいるだろうが、材料のはまぐりが高いのだ。1個400〜500円ぐらいだった。ぜんぶ酒蒸しにして食べた。焼いて食べたかったが貝に焦げ目が付いてしまうために断念。ああ焼きはまぐり。
準備した材料は以下の通り
・はまぐりの貝殻 ・ねんど ・蝶番 ・接着剤 ・セロテープ
はまぐり回復手術
大きなはまぐりは開いた状態でかたまり、力づくで閉じさせようとしても割れてしまう。自然の摂理に反したことをしている感がある。
割れたはまぐりを再び開閉自在の状態にする手順はこうだ。
はまぐり豆知識
ところで、貝あわせという遊びをご存じだろうか。決していやらしいことを言っているわけではない。はまぐりの貝殻を使った神経衰弱みたいなものだ。ペアを探す遊び。
貝殻、特に蝶番の部分の凹凸は複雑で、もともとくっついていた貝以外ではぴったり合わないのだ。
つづいて目玉の制作です。
目玉はセロテープで
目玉はセロテープを輪にして両面テープのようにしてとめた。目玉を交換して表情を変えることができるようにだ。
ただ、そのため、ちょっとヤワである。全体にはまぐり刑事はヤワである。
あとは量産だ
上記の手順をあと9回くりかえす。「もう帰ります」と言いにきたWebデザイナーの橋田さんに手伝ってもらった。Webデザインがねんど。
「でもこういうのも好きです」
と気をつかって言ってくれたのがいっそう申し訳ない気持ちになった。
刑事を外国につれていってあげてください!
こうして10個のはまぐり刑事ができた。ぜひ異国の景色をバックにはまぐり刑事の写真を撮ってきてください。
しかも今なら(通販風に)、やる気のない表情が出せるスペア目玉もついています。
お送りしますので海外在住のかたでもOKです(でもインボイスにはなんと書けばいいんだろう)。
でも、はまぐり刑事の数に限りがあるので要返却でお願いします。写真を送ってくださったかたには別途薄謝をさし上げます。
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おまけ
インターポールのはまぐり刑事
もうすっかり海外気分です