●無意味にでかいカボチャたち
とにかく大きなカボチャが集まると聞いて訪れたのは、千葉県・鴨川市にある市民体育館。普段はスポーツで市民や若者たちが汗を流す体育館も、この日ばかりは巨大カボチャが占拠。そう考えただけでも相当おかしな話だと思う。
ポスターには「だい11回」との文字が。もうすっかり地元では定着しているイベントのようだ。<
イラストの人の表情にも、うれしいような驚いているような、人がでかいカボチャを目の当たりにしたときの気持ちがよく表れていると思う。
会場の体育館に広がっていたのは予想外ののんびりムード。みんなそれぞれ簡易テーブルに食べ物を乗せてくつろいでいる。コンテストといっても厳格に競う会という風ではなく、そこにあるのはゆるい休日の雰囲気だけだ。
カボチャはどこかと奥に進んでいくと……あった、オレンジ色のがゴロゴロしている。
この感じは何だ。ちょっとした悪夢か。
そんな中、そろそろ表彰タイムということで主催者の挨拶がはじまった。
「出品者のみなさん、よくまあ食えもしないカボチャを育ててくれました」 |
なげやり気味なことをスカッと明るくいい放つ挨拶。うすうすそうかと思っていたが、やっぱり食用ではなかった巨大カボチャ。一体コンテストが終わったらどうするんだろう。
ひたすら不毛にでかいカボチャがこんなに集まった、ジャンボカボチャコンテスト。続いて、上位入賞カボチャを見てみよう。 |