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コネタ


コネタ133
 
長崎名物・一口餃子と、ビール
長崎名物!

一口餃子とはその名の通り、
一口サイズの餃子である。

餃子と言えば、栃木・宇都宮が餃子の街として有名だが、長崎ではなぜかミニサイズの餃子が長崎名物として市民に大変親しまれている。私もこれが大好きだ。

一口餃子?
ただサイズが小さいだけ?

と思うなかれ! (いや、そうかも…)

T・斎藤

一口餃子専門店・雲龍亭

雲龍亭

訪れたのは一口餃子専門店「雲龍亭」。
地元では超有名な店である。

ここはただもうひたすら
「ギョウザ食ってビール飲む」というところ。
けっしてコジャレタ雰囲気の店ではない。


メニューはこれだけ

← メニューはこれだけ。

餃子は一人前だけでは我慢できないので、2〜3人前は頼むのがセオリー。それとキモニラも注文した。


長崎名物・一口餃子

なぜ小さい?

上の写真が一口餃子。
しかしどうしてギョウザが小さくなる方向に進化してしまったのだろうか?

キリンは高いところに生えてる草を食べるのに有利だという理由で、首が長くなる方向に進化したという説がある。
餃子は小さくなることで何か有利なことがあったんだろうか?

しかし、このキリンの説も、首が伸びていく過程の状態、つまり「まぁまぁ首が長いキリン」の化石がみつからないことから、違うんではないだろうか?という説も一方である。

…が、このギョウザを一口食べてみれば、そんなキリンやギョウザが進化した理由なんて、すぐにどうでもよくなる。

うまいのだ。

そして食べやすい!


赤い柚子コショウ
柚子コショウ入れ過ぎ?

赤い柚子コショウ

テーブルには赤い柚子コショウが用意されている。
柚子コショウは九州ではメジャーな香辛料だが、色が赤いのは珍しい。(緑が多い。)

こいつを、ギョウザのたれに混ぜる。

赤いので一見すごく辛そうだが、そうでもない。
私はこれが大好きなので、たっぷりと入れる。
柚子の香りがブレンドされ、ギョウザのタレは絶妙なる味わいとなる。


箸でつまんだところ。ほんと、小さい。

ビールとの相性抜群!
一緒に注文したキモニラ。これまた絶品!

そしてビール

ギョウザとビール。
なんと相性のいい組み合わせなのだろう。

この強力コンビの前には、たとえどんな高級な酒とツマミでも、例えばドンペリ&キャビアとかでも全く歯が立たないであろう。(飲んだことないけど。)

「真にうまいものは安いのだ!」
(ビールが回ってきて大胆発言も飛び出す。)

「それにしても、室伏選手金メダル取れて良かったですよね。」 (餃子かじりながら)

「ところで、ドーピングの尿検査ってどうやって調べてるんでしょうね。」 (コップに半分くらい入ったビールを眺めながら)

「やっぱりあれですかね、我々がいつもやってるような感じで、受付で渡された紙コップ持ってトイレに行き、マジックで『MUROFUSHI』とか書いて提出コーナーに置いて帰って来るんですかね?」(違います)




宝雲亭
宝雲亭の一口餃子

間違ったハシゴ

「もう1軒行ってみよう!」
ということで、 次に向かったのは、
同じく一口餃子専門として有名な「宝雲亭」。

ギョウザ食った後にまたギョウザ。
それでいいのか?
ハシゴのかけ方として間違っているような気もするが、まぁ、いいか。

宝雲亭・電車通り店は、ちょっとシャレタ雰囲気になっており、女性と一緒に行くにもよさそうだ。ギョウザを盛る器もよさげな皿を使っている。

で、再びギョウザと、今度は焼酎をお湯割で。

「それにしても今年のオリンピックは日本すごかったですね。」

味は、うまいということだけはわかったが、
雲龍亭との細かい比較まではできなかった。。
(なにしろ口の中はギョウザの味で充満していたし。)
メニューに「生ビール」があるところが違う、くらいしかわからなかった。。

「ところで、銀のメダルを5個集めると金のメダルと交換してくれたりしないんですかね?」
(すいません、単なる酔っ払いで)





雲龍亭・本店
長崎県長崎市本石灰町3-15
095-823-5971

宝雲亭・思案橋店
長崎県長崎市本石灰町1-8
095-821-9333

※どちらも長崎市内に複数店舗があります。



 

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