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コネタ


コネタ112
 
かけそばにバターを入れる

かけバター


「かけバター」というメニューがあると本で読んだ。かけそばにバターを入れたメニューだそうだ。コクが出てうまいらしい。

その本には神田にあると書いてあったが見つからず、二子玉川にかけバターを出す店があるのを発見。

新しいそばの潮流を見ることになりました。(林 雄司

そばバリュー。高島屋SCのうしろにあります。
バリューかけバター。450円。
バター投入後。

そばバリュー

かけバターを出している店は二子玉川にある「そばバリュー」。ええ、「そばバリュー」が店の名前です。

メニューの暖かいそばのところにかけバターを発見。注文するとすぐに出てきた。バターは最初から乗っているのではなく、別の小皿に乗っている。そばの量が多い。ラーメンのようだ。

バターをそばに乗せて食べる。ホットケーキみたいな雰囲気になった。いただきます。ずるずる。

………違和感ない。どんな味かと言われたらそばにバターを乗せた味なんだけど、うまい。うまいな、これ。ご主人の中川さんにお話を聞きます。

−−−かけバターってよくあるメニューなんですか?
「ないね」
−−−そ、そうなんですか。しかしなぜバター?
「要はあぶらなんですよ。天ぷらそばだってあぶら入れてるようなものだし、良質のあぶらはなにかって考えたらバターだったんです。ひとかけら数十円だしね。」

キワモノっぽいメニューかと思いきや、妙に理にかなっている。あぶらだ。

「でも、だしがしっかりしてないとバターを入れても美味しくならないよ」

実は家でいちど試してみたのだが、うーむ、という味だったのだ。

 

バリューもりそば特盛。560g。十割そばなのになめらかで美味しいです。680円。

僕のでかい顔と比べてもそばの大きさが分かるかとおもいます。

むしゃむしゃ食べる

続いてもりそば特盛を頼んでみた。こ、これもずいぶん量が多い。特盛りは560gで普通のが350gだそうだ。

−−−量、おおくないですか?
「そばはこれくらい入るものなんだよ。うちはたれを薄くして飽きないようにしてるし。」

ちなみにこの店はつなぎなしの十割そばである。十割そばってざるにちょっとだけ乗って1000円とかそういう店が多いのに、この量。

「スーパーはふつうの2倍の量だから」

2倍…。そばバリューという店の名前にいまさら納得だ。ご主人はかつてアボガドを大量にもらい、手間をかけて食べるのが面倒になり、手でむしゃむしゃ食べたそうだ。そこで思ったのは

「気にしないでむしゃむしゃ食うのがいちばんうまいんだよ」

とのこと。そのむしゃむしゃ思想が十割そばにも生きているのだ。

冷やし油そば。「そばがしょうゆ味じゃなくても別にいいでしょ」(主人談)

さらにヒートアップ

創作メニュー「冷やし油そば」もいただく。冷やし中華のような、冷麺のような、でも麺はそば。うまい。

「こんなバカなことする人いないから、そばの市場がラーメンの16分の1になっちゃったんだ。うちはラーメン屋とけんかするつもりでやってるからね。向こうはは相手してないけど。あははは。」

アナーキーなそば屋さんである。そばバリュー。

趣味のそばはやってません。
おつまみに頼んだつくね。フワフワでコリコリ。おいしいです。

うまいそばを腹いっぱい食べたい人、そばバリューへどうぞ。さすがに3種類も食べたので腹いっぱいです。満足しました。

ジャズが流れる店内。絶え間なくお客さんが来ていました。

そばバリュー
東京都世田谷区玉川3-10-10
電話:03(5491)7507
ホームページ:https://www.svi.jp/

 

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