●きみはキャベツの中心を見たか
さらにむいていって小さくなっても、やはりキャベツとしてのたたずまいを崩すことはないキャベツ。小さくなってもキャベツはキャベツだとしっかり主張している。
手のひらサイズ、指先サイズ、さらに米粒のようになり、もうむくのも限界だ。これがキャベツのはじまりである。
ああ、気が済んだ。
いつもはうやむやになっているキャベツの核心と、しっかり向き合うことができた。
●キャベツをむく旅路の果て
ひたすらむくことに主眼を置いた今回の試みだが、むいた葉を前にするとやはり創作意欲が湧いてきた。
さすがに最後に出てきた米粒大の葉っぱで何かをつくるというのは無理だろう。しかし、その直前の指先くらいの大きさの葉ならなんとかなるのではないだろうか。
そうだ、ミニロールキャベツというのは見たことはあるが、この葉っぱを使ってさらに小さなロールキャベツを作れないだろうか。
不毛だとも思われたキャベツをむく旅。そんな旅の終着駅を、マイクロミニロールキャベツにしてみようと思う。
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