当たれば時給1億5千万円
列の最後尾では、おばちゃんが警備の人に待ち時間を聞いていた。1時間半から2時間は見て欲しいとの答え。
「あらー、いやだあー、2時間だって」
といいつつ、ちょっと嬉しそうに列に加わっていく。なんだか楽しそう。
そうだ、苦労をすれば報われると言うじゃないか。2時間並んでも、3億当たれば時給1億5千万円だ。あら、それってすごいんじゃない? 何か間違いつつ、私も列に並ぶことにした。
「こちらの列は1番窓口の列です!それ以外の窓口は空いております!どうぞご利用下さい!」
警備の方が声を張り上げているが、不確かなものを信じ行列する私たちに、全くその声は届かない。
結局1時間40分ならんで窓口へ到達。20枚買うつもりだったのだが、気付けば雰囲気におされて30枚買っていた。おそるべき行列マジック。
当選経験者によるおまじないコーナーも
買い終わって帰ろうとすると、近くのベンチに座っているおじさんに皆さんこぞって今買ったばかりの宝くじを渡しているのに気が付いた。アンオフィシャルな雰囲気が漂いまくっているが何だろう。
おじさんは受け取った宝くじで手元のボードをザッザッとなでて返していた。この間、お互いに無言。儀式?
おじさんに声をかけてみると、ジャンボ宝くじの当選経験者で「御利益のおまじない」をやってくれているんだそうだ。この売場では有名らしく、買ったほとんどの人がおじさんに宝くじを渡していく。もう、こうなったら何でもかんでも信じたい。私もお願いした。
長蛇の列に並び、報道陣に囲まれて噂の売り場で買った宝くじをその道では有名な方におまじないしてもらう。西銀座チャンスセンターはちょっとした宝くじツウ気分を満喫できるスポットとなっておりました。
なお、今年のサマージャンボ宝くじは7月30日(金)まで発売中。今買えば、もれなく抽せん日(8月10日(火))までのあいだ3億の使い道を考える楽しみでウキウキできますよー!
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