■つゆだくはできるらしい
NY 在住の日本人の友人数人にインタビューしたところ、どうやら何人か「つゆだく」注文に成功している。友人たちの話によると以下のように注文すればいいらしい。
Can I have a r egular beef bowl with dip. (牛丼つゆだく並)
( Dip:浸す、漬ける)
おおー。そうだったのか。これはこれはさっそく注文してみなければ。あ、でも私の場合は
Can I have a r egular beef bowl without dip (牛丼つゆ少なめ並)
と言わなければいけないから気をつけなければ。
■いざ吉野屋へ
平日、夜 8 時頃、 23 丁目にある吉野家に行く。
はて。。。。。日本人のサラリーマンらしき中年の男性がひとりポーツーンと食べてる。シーン・・・
昼どきは日本人駐在員ばかりだと聞いていたのだけど。人気ないのかなぁ?
今、日本じゃ牛丼が食えないのに変だな〜。
ところで、牛丼のつゆを多く入れたい人とそうでない人が居るという認識は吉野家USAの従業員にあるのかな?もし無い場合、「こいつ何いってんの?」という冷たい反応が待ち受けてる。今まで何度、接客態度の悪いアメリカ人に泣かされてきたことか。。。いろんな暗い記憶がフラッシュバックする。
カウンターに居る店員を見てみる。もしいい人そうだったら挑戦しやすい。
カウンターの中にはこちらを睨んでいるラテン系の男の子が居た。こわい・・。
・・・彼にはへんなリクエストをする外国人を接客する忍耐力はあるだろうか。
おずおずしながら写真をばちばち撮りまくっていたら、奥から男の子が出てきた。
「なんか注文する気はあるの?」
と威嚇しながら聞いてくる。
注文もしないでうろうろと写真を撮っていたのを不審がってる。
■やっと「つゆ少なめ」
私はレギュラービーフボウルセットを注文することに。飲み物ともう一品選べるセット。
さて、ここが問題だ。勇気を出して練習した上記のせりふをつげてみる。
「 Can I have a beef bowl without dip ?」
最初、店員の男の子はなんだか、意味が分からないという風に間をおいた。
どきどき。「どういうことそれ?」なんて聞き返されるのだろうか?
しばしして何かを思い出したみたいに。
「OK!」
わーわー通じたー。 意外に簡単で気が抜けた。
かくして私はこれから「つゆ多め」の牛丼に悩まされることはなくなったのだった。 |