「窓の配置がかっこいい」
非常口と共に倉庫壁に欠かせないのが窓。ぼくが「倉庫の壁ってかこいい!」と目覚めたのはこの窓の配置によってである。倉庫壁による悟り。壁ニルヴァーナである。すごくてきとうなことをいま言った。
窓によってどうニルヴァーナしたのかというと、これによって倉庫の「人体スケールからの逸脱感」が露わになり、そこに魅力あり、と気付いたのだ。見て欲しい、この窓の上下方向の間隔を。ふつうの建築だったら間はこんなに空かない。これはつまり倉庫の階高は人間のためにではなくモノの保管のロジックで決まっていることの証左である。なのに、窓の大きさはふつう。これがかっこいい。分かりづらくてすまん。
非常階段とのコンポジションもすばらしい。ほんと分かりづらくてすまん。 |