260円という価格から日本そばを提供。その値段のイメージに反して、出すそばは各店舗での自家製で、注文が入ってから麺を茹でる。その店の名は、「ゆで太郎」。 ガクーンと来る響き。同じようなカテゴリーのライバルと言える「富士そば」や「小諸そば」が、まだそば屋っぽい名前を名乗っているのに対し、「ゆで太郎」。日本男児を代表する「太郎」という名前に「ゆで」がつくことの破壊力。桃太郎、金太郎、ゆで太郎。並べてみるとさらに際立つ。名前だけ聞くと力が抜けていくようだが、出してくるそばは価格内で出来得る限りに本格的。更級、藪、ゆで太郎。聞き直したくなる名前がかっこいい。