これまでのベストさば缶「鯖の味噌煮(宇宙の魚缶シリーズ)」
前回のサンマ缶に引き続き「宇宙シリーズ」。今回はサバ缶である。サバは鮮度の低下が著しい魚で「鯖の生き腐れ」という言葉もあるくらいだ。そんな食あたりが発生しやすい食材をあえて宇宙に持ち込もうというスピリットに拍手を贈りたい。
話は変わるが、ちょっと前に「ビッグダディ」という大家族ものの番組を見ていたら「サバ缶を皿に空けるか否か」で夫婦がもめていた。なんやかんやで最終的にはビッグダディが土下座に追い込まれるという壮絶な展開だったのでよく覚えている。もし、その時のサバ缶がこの「宇宙の缶詰シリーズ 鯖の味噌煮」だったらダディも土下座せずに済んだかもしれない。なぜならこのサバ缶、白を基調としたシンプルなプロダクトが美しく、皿に空けずにそのまま食べてもオシャレなのだ。きっと嫁も喜んだに違いない。
肝心の味はどうか。脂ののったサバにまろやかな甘い味噌、ショウガもしっかり利いていて、定食屋のサバ味噌と遜色ない。これまでに食べたサバ缶のなかで一番うまい。さすが500円もするだけのことはある。購入価格 500円メーカー:マルハ(榎並紀行)
( 2012/05/05 17:00:00 )