実はおれ、赤貝じゃないんだ「赤貝味付」

缶を開けようとしていきなり「この赤貝缶詰は、赤貝亜属のさるぼう貝です」って書いてあるのを発見してしまった。パッケージには赤貝って書いてあるのに実は赤貝じゃないのだ。しかもさるぼう貝にはかにが共生しています、とも書かれている。かに？共生？食べる前からいろいろなことが気になってしまう。

調べてみるとさるぼう貝は赤貝同様殻に筋があって身が赤いのだとか。市場でもふつうに赤貝として売られていることがあるという。うちの親がスニーカーを全部アシックスって呼んでいたみたいなものだろうか。

開けてそのままレンジで温めて食べられる。とろみのある甘辛いタレがとにかくうまい。これだけかけてご飯食べたいくらいである。調理済みの缶詰ってたいていタレがうまいですよね。

でもタレのうまさだけで押し切ろうとする見かけ倒しのタイプではけっしてなく、噛むほどに赤貝（さるぼう貝だけど）の旨味がじわじわと口に広がる。貝特有の磯臭さというかワイルドさみたいなクセが若干あるので、ここで好き嫌いが出るかもしれないですね。

ちなみにさるぼう貝の中に共生しているというかには見つけられなかった。怖いから見つからなくていいんだけどさ。


購入価格 105円
メーカー：キョクヨー

（安藤昌教）

( 2012/05/02 21:00:00 )