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クラブ活動
 

毒部
伊藤健史 たった数ミリグラムで幾人もの人間を殺傷できる猛毒を持つ超危険動物から、単に不快なだけの虫まで、我々の周囲では多種多様な有毒生物が生を謳歌している。
そんな妖しく、かっこいい、時に癒される毒の生き物達を紹介する事によって、WEB2.0もソーシャルネットワークも確かに素晴らしいけれども、世の中には「毒」という切り口もあるんじゃないだろうかというささやかなライフスタイル提案ができたらと思う。
それにしてもなんといういかがわしい名の部活動だ。親が見ていなくてほんとうによかった。 (伊藤健史

オニヒトデ

オニヒトデ
あまりにも愛されようとしていない。よし、私が好きになってやろう。

デザインがひどい。荒廃した未来の地球で、ケミカルな有害物質を取り込んで生きている怪生物といったたたずまい。
時折大発生してはサンゴを食い荒らし、ダイバーに駆除されている。
まあ、止むに止まれぬ理由があって食べているのだろうが、色とりどりで美しい、パラダイス、人生のゴールの象徴のようなサンゴ相手にこのビジュアルでは犯罪者扱いされるのも致し方ないところではないか。

いかにも刺されたら死にそうな堂々たるトゲから、全くもって死にそうな毒を出す。
人間1人の致死量は約10mg足らずと言われ、死亡例もある。ちょっと刺されただけでも非常に痛み、傷口付近が壊死する事もあるという。

話は変わるが、最近スタンガンを使って相手をブロックするという何マンシップにのっとって生まれたんだかわからないハードコアな球技が生まれたという。
結局一番恐ろしいのは人間だ。そのうち、ドッヂオニヒトデとかバスケットガンガゼとかおっぱじめるんじゃないだろうか。

オニヒトデ
ガンガゼ。トゲは刺さるとぼきぼき細かく折れて皮膚の中に残る。球技のボールにしてはいけない。

( 2012/03/19 12:00:00 )



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