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クラブ活動
 

毒部
伊藤健史 たった数ミリグラムで幾人もの人間を殺傷できる猛毒を持つ超危険動物から、単に不快なだけの虫まで、我々の周囲では多種多様な有毒生物が生を謳歌している。
そんな妖しく、かっこいい、時に癒される毒の生き物達を紹介する事によって、WEB2.0もソーシャルネットワークも確かに素晴らしいけれども、世の中には「毒」という切り口もあるんじゃないだろうかというささやかなライフスタイル提案ができたらと思う。
それにしてもなんといういかがわしい名の部活動だ。親が見ていなくてほんとうによかった。 (伊藤健史

カメ

カメ
酒に飲まれるタイプ、くだまき顔。目のまわりが黒いが肝臓は大丈夫だろうか。

水族館で「わーい、カメさんだー」と巨大水槽に駆け寄って行った子どもが半泣きで親元へターンしていったのを見た事がある。

ウミガメの顔がこわかったのである。

浦島太郎の登場を待つまでもなく、子ども達は逃げ出してたんじゃないだろうか。そんな、本当は顔が恐ろしいカメ達だが、いったい毒のほうはどうなのか。

ウミガメの仲間であるタイマイというカメは、食事環境により肉に毒が含まれることがあり、食べた人が中毒死した例もあるが、基本的に毒のあるカメはいないらしい。

伊豆のカメに特化した水族館、すなはち「亀族館」である伊豆アンディランドでは

カメ
どさくさにまぎれて鶴がのけぞっている。

このような問いかけに対し、

カメ
1種類と3種類という微妙な差があやしいが…

かなりツンデレな調子で一刀両断されます。

カメ
ていうか聞いてきたのはそっちだろう。

( 2012/03/15 11:00:00 )



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