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毒部
伊藤健史 たった数ミリグラムで幾人もの人間を殺傷できる猛毒を持つ超危険動物から、単に不快なだけの虫まで、我々の周囲では多種多様な有毒生物が生を謳歌している。
そんな妖しく、かっこいい、時に癒される毒の生き物達を紹介する事によって、WEB2.0もソーシャルネットワークも確かに素晴らしいけれども、世の中には「毒」という切り口もあるんじゃないだろうかというささやかなライフスタイル提案ができたらと思う。
それにしてもなんといういかがわしい名の部活動だ。親が見ていなくてほんとうによかった。 (伊藤健史

マメハンミョウ

マメハンミョウ
かなりイケメンの部類に入るのではないか。くわえ煙草も似合いそうだ。

黒くてスリムな体にしゅっと走る白いストライプがおしゃれなモッズ系毒虫。
体液の中にカンタリジンという強い毒を持ち、皮膚に付くと水疱のような炎症を起こす。
幼虫は稲の害虫イナゴの卵を食べる益虫で、成虫は大豆の葉を食べる害虫というややこしい食生の為、時としてイナゴが分布する田んぼ近くの大豆の葉などに大量に住みついて、まさに「毒団地」を形成している。
「毒団地」、これがすごく言いたかった。「毒コーポ」「毒ハイム」、なんと耽美な語感だろうか。
この場合、2DKのDKは毒昆虫の略に違いない。

( 2012/03/05 11:00:00 )



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