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地獄と股割り

地獄と股割り
花粉はもう飛んでいるのだろうか?

いつだったか知人と出かけた先で曼荼羅を見た。曼荼羅とは仏教の掛け軸みたいなもので、仏像やよく分からない文字などが描かれたものだ。その一つに地獄が描かれた物があって、それには血の池で溺れる人などが描かれていた。

それを見た知人が「小学校の頃どの地獄なら耐えられるかずっと考えていた」と言った。多感な小学生と言う時期に地獄で生き抜く方法を「ずっと」考えるなんて、かなりの根暗な人だったんだとそれを聞いて僕は感心してしまった。

僕が「何地獄なら生き抜けるの?」と聞くと、知人は「血の池地獄なら大丈夫だとその当時は思った。泳げるから」と言う。理由はいかにも小学生だ。「針山地獄も針の上でじっとしておけば大丈夫だと思う」と続ける。

僕が「でも、何でそんなことを考えてたの?」と聞くと「いや…、ねぇ…、ほら」と知人から急にあいまいな返事が返ってきた。知人が子供の頃に何をしでかしたのか聞きたかったが怖くて聞けなかった。子供は時に大人の想像以上に残酷だ。今日も股割りをしていたらちょうど小学生に帰宅時間で僕を見て「アイツなにしてんの」と鼻で笑っていた。股割りだ! とは言えなかった。シャイなのだ。

さて股割りだけれど、こちらも地獄のような痛みが走る。しかし、その痛みは心地よい。そんな地獄を体験すべく、本日も股割りに励んだ。 ( 2010/03/04 21:00:00 )




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