町を歩いていると、よく建物の隙間を見てしまう。 密集した家と家の間とか、ビルとビルの間とか。
そんな隙間はたいていネズミがたまっていそうな小汚い感じなのだけど、 たまに思いもよらず良い雰囲気の隙間もあったりして、そんな時はちょっと嬉しい気分になる。 オニオンリングだと思って食べてみたら、イカリングだった、みたいな。
しかしながら、この写真の隙間階段はどう見ても前者。 かなり近寄りがたい雰囲気がある。 これを見ても、あまり嬉しい気分にはならない。
ただ、この階段はこの階段で、 近寄りがたい雰囲気の中にも得たいの知れない魅力がある。 この薄暗い階段を上った先には一体何があるのだろうか、まったく想像できない。 謎だ。謎階段だ。そんなミステリアスな魅力だ。
つい足を止めて見入ってしまった。 ( 2008/09/02 16:00:00 )
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