今日は父は研修が終わったあと実家に帰ると聞いていた。なので僕は部屋で一人でのほほんとしていた。しかしだ、23時を過ぎた頃に突然チャイムと共に父が現れた。正直驚いた。聞いていない。けどまぁいいや、都合の悪いことはこれからする予定だったし、それを諦めればいいだけの話だ。とりあえず父を家に上げた。

そういえば昨日、父が寝た後で合い鍵を渡し忘れているのに気づき、封筒に鍵を入れて玄関のドアに貼っておいた。今朝その封筒がなくなっていたので持って行ったんだろうと安心していたんだけど・・・。。

父に話を聞くと、どうやら会社で住民票が必要になったらしく、研修が終わったあと一度実家に帰り、また東京にトンボ帰りしたらしい。で、実家で住民票を取ってきたのはいいのだが、代わりに携帯と今朝渡した僕の家の合い鍵と、あと会社のロッカーの鍵を忘れてきたと言う。実家に帰ることで得るものよりも失った物の方が多くなっている。あきれた、というかかわいそうになった。

とりあえず実家の母に電話をかけ、携帯やら鍵やらを小包で送ってもらうことになった。荷物を受け取る段取りもぐだぐだで、僕の家の鍵がないから僕の家で荷物が受け取れないとかなんとか。僕は会社の帰りが遅くて荷物を受け取れる時間に家にいれない。しまいには電話越しに母と軽い口論になりそうだったので、僕は少し慌ててもう一つの合い鍵を探し、見つけ、それを父に渡して荷物を受け取る段取りはなんとかなった。

少し落ち着いてから研修の様子などを聞いてみた。朝の７時に朝礼を行い、整備の仕方などをやったのち、路上で実際にタクシーに乗って研修をするらしい。同じように研修に来てる人たちが何人もいるので、２〜３人の研修生と一人の教官で１台のタクシーに乗車して研修をするようだ。今日は東陽町とかそのへんを流して、その間先生が「この右側に○○の施設がある」とか「ここに○○の駅がある」とかいろいろ言って、それを父は「はい、はい」と返事をしつつも、なかなか頭に入らないんだと言っていた。それで16時頃に帰ってきて夕礼をし、研修が終わる。今日はそれから実家に帰り、住民票を取って携帯と鍵×２を忘れて僕のアパートに来たというわけだ。大変である。

考えてみれば、23区内だけでいくつの駅があるのか。そしてその駅がどの交差点の近くにあるのか、僕でもなかなか覚えられないと思う。父ちゃんはとんでもない事に挑戦しようとしていると初めて実感した。大丈夫だろうか。少し心配になってきた。

携帯がないと目覚ましがないとか言うので、ニンテンドーＤＳのアラームをセットしてあげた。止め方わかるだろうか・・・。 ( 2007/10/15 00:02:00 )