サイト14周年 かっこいいこと140回更新 2016年10月7日
 

No.47 「ハンナ・アーレントは英語がひどいよね」と言って通ぶる

「アーレントの英語は読みにくいよね〜」と言うと、哲学の話題で通ぶれる。

アーレントとは『人間の条件』『イエルサレムのアイヒマン――悪の陳腐さについての報告』などで知られるドイツの哲学者のハンナ・アーレントのことである。

彼女が英語を使いはじめたのは戦時中にアメリカに亡命してからなので、英語が読みにくいのはおそらくそのせいだ。おそらく、というのは僕が実際に読んだことはないからだ。人がそういうことを言ってるのを聞いて、通っぽいなと思っただけなのである。内容に触れないで済むところがいい。

同様なセリフで「カントはドイツ語で読むと簡単」というのがあるが、それは少なくともドイツ語が読めないといけないのでハードルが高い。
1986年埼玉生まれ、埼玉育ち。大学ではコミュニケーション論を学ぶ。しかし社会に出るためのコミュニケーション力は養えず悲しむ。インドに行ったことがある。NHKのドラマに出たことがある(エキストラで)。
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