虹の片脚 (by elefantentraum) 日が暮れかけて街灯も灯り始める頃、ザッと通り雨があり、空気が入れ替わったように冷んやりとなりました。まだ雨は続いているものの、西の空の雲が切れ、沈む直前の夕陽が真横から射して虹を見せてくれました。さっきまで鳴いていた蝉の声はもう聞こえず、暗くなると、草むらから虫の声が上がって来ます。「今日までは夏だった。今夜から秋になった」そんなキッパリとした日が、夏と秋の境目には必ずあるようです。