コンビニエンスストア
まずは日本資本のコンビニエンスストア「ローソン・茂名北路店」を訪れた。
ローソンは中国語表記で「羅森」となり、その漢字が看板に併記されている事以外、日本のローソンと何ら見た目は変わらない。
店内の棚構成もほとんど日本と同じ。
窓側には雑誌の棚があって、奥にはドリンク用の冷蔵庫が壁一面に並んでいる。大きな商品棚が2列、それぞれ日用品、文房具、お菓子、インスタント食品等が整然と陳列されていた。
ただ、何かが違う。
まず有線放送がなく、店内は静か。そして品揃えが微妙に日本と違う。
お弁当コーナーはほとんど売り切れていて、残っているお弁当は2種類だけだった
チキンカレーが7元(約105円)で、冷麺は4.8元(約72円)。日式という表記はあるが、いずれもどことなく中華料理の面影を残している。
レジ近辺の品揃えも要注目で、ガム、フィルム、コンドーム。
ん?コンドーム!?
中国では20年前くらいまで町中でコンドームを無料配付していたと聞く。それが今では無料配付されなくなり、一般売りされている。主に薬局で販売されいている様だが、21世紀を迎えた今、コンビニのレジ横まで進出していた。
その他、レジ横には「おでん」のコーナーもある。
まだまだ暑いこの時期に、グツグツとおでんが煮えていた。蒟蒻、つくね、がんもどき、タマゴ……、日本のおでんとほぼ同じ品揃えだが、タマゴは殻をむかずに煮ている。それぞれ1元(約15円)くらいの価格帯だった。
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