今回の取材にあたり、ワサビの栽培から加工販売までをご家族で営む高村さんご一家にご協力いただいた。
「修善寺駅まで着いたら電話下さい。誰かしらお店にいますから」
「担当の方のお名前を伺ってもよろしいですか?」
「うちは家族経営だから、みんな高村です」
東京駅から新幹線こだま号に乗り三島駅で伊豆箱根鉄道に乗り換える。終点の修善寺駅まで40分弱、駅前は「ワサビ」の看板が至る所に立っていてワサビの産地に来た実感が沸く。前日、電話で言われていた通り駅から高村さんに電話する。
「筏場新田行きのバスに乗って下さい」
前日は若い男性の声だったが、駅からの電話に出たのは年配の女性。お母さんか?
バスの時刻表を見ると時間表示の横に「ワ」とか「ビ」とか書いてあって、これはワサビと何か関係があるのか?と思ったが、ワはワイナリー経由のバス、という意味でワサビとは関係なかった。(「ビ」は忘れました)。
筏場新田行きのバスは1時間に2本しか出ていなかったので、20分ほど待って乗り込む。
車内には女子高生2人組、前髪のスタイルが気になるサラリーマン、お婆ちゃん等が乗っていて、女子高生が恋バナ(恋の話し)に華を咲かしていたり、途中から子供達が沢山乗ってきて一気にスクールバスの様になったり
「停留所でない場所でも運転手に声をかけていただければ止まります」
という放送が流れたりしていた。
車内の様子は下記をご覧下さい。
「写真で振り替える修善寺〜筏場新田バスの旅」
バスに揺られる事40分。誰もいなくなったバスを降り、高村さんのお店「たか惣」を目指す。
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