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コラボ企画
 
ドバイの砂漠で干物を作る

準備は海辺で

新鮮な魚は新鮮なうちにさばくのが一番である。

干物を作るための道具はほとんど日本から持ってきたのだが、一部ハサミや塩は現地で購入した。ちょうどこの時期、ラマダン(断食月)と重なっていたため、お店が軒並みしまっていて焦ったのだが、24時間スーパーだけは開いていたので助かった。

これだけ見るとおよそドバイにいるとは思えない写真である。

それにしてもドバイは暑かった。話には聞いていたが体験すると笑っちゃうほどである。朝の6時ごろ、日が昇ると共に外気温は軽く40度を越えてきた。その暑さがおもしろい。暑さというのも度を過ぎるとアトラクションになるのだ。

ただ、生の魚を持っている身としてはこの暑さは敵である。いちおう保冷箱は用意したのだが、ホテルに持って帰るまで鮮度がもつとは思えなかったので、市場向かいの海辺で下準備だけしてしまうことにした。

ラッキーなことに市場の向かいがすぐ海になっているのだ。カニがたくさんいた。

実際には魚を持ってホテルに向かおうとしたらメトロの警備員さんに止められた、というのがここで魚をさばいている大きな理由でもある。

保冷箱を抱えてメトロに乗ろうとしたら警備員さんに呼び止められた(ドバイのメトロは魚持ち込み禁止らしいです)。ドバイに着いてまだ3時間くらいだったが旅の終わりを感じた瞬間である。

とにかく暑いのであまり悩んでいる余裕はない。さっそく魚の下ごしらえをしてしまおう。

近所の堤防で釣った魚をさばいてる人、みたいに見えるが実はドバイである。
魚は開いたあと軽く塩をふっておく。
そして漬け汁の入った密封袋にしばらく漬ける。

気温40度を超えようという海岸で魚をさばくという体験は、僕のこれまでの人生で確実にハイライトになるだろうなと思った。これから魚を見るたびにこのシーンを思い出すのだろうと。

しかしこの後50度近くになる砂漠でさばいた魚を干す場面があるのだが、それがあっさりこの記憶を塗り替えることになる。上には上があるものだ。

いよいよ砂漠に向かう

下準備を終えた魚を氷と共に保冷箱に入れ、僕たちは一路砂漠へと向かった。

しかしいくら砂漠の多い国とはいえ、街中に砂があるわけではない。ご存知のとおりドバイは非常に経済の発展した国である。目のくらむような高いビルが海沿いの町に密集して建っている。

現在世界で一番高い建物がドバイにあるこのビルである。ブルジュ・ハリファ、高さ828メートル。
そのブルジュ・ハリファから見下ろす町の風景。高すぎて現実味がない。

ドバイは海沿いの町にリゾートホテルや商業施設が密集している。将来、このブルジュ・ハリファの3倍の高さ、2,400メートルのビルを建てる計画もあるらしい。それはもはや宇宙旅行ではないのか。完成したらまた来ようと思う

そんな栄華を極めるドバイも、いざ陸側を見るとこうだ。

結構すぐそこまで砂漠。

ちょっと行くと何もない土地、つまり砂漠が広がっているのだ。

バスの路線図と地図とを見比べて、まあこのあたりまで行けばたぶん砂漠だろうというバス停を絞り込んだ。

我々の予想が正しければ、このバスに乗れば砂漠まで行けるはずだ!

見込みと勢いだけで乗り込んだバスに揺られること1時間。着いたのがここである。

やばいとこ来た。


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