気温40度を超えようという海岸で魚をさばくという体験は、僕のこれまでの人生で確実にハイライトになるだろうなと思った。これから魚を見るたびにこのシーンを思い出すのだろう、と。
しかしこの後50度近くになる砂漠で、さばいた魚を干す場面があるのだが、それがあっさりこの記憶を塗り替えることになる。上には上があるものだ。
いよいよ砂漠に向かう
下準備を終えた魚を氷と共に保冷箱に入れ、僕たちは一路砂漠へと向かった。
しかしいくら砂漠の多い国とはいえ、街中に砂があるわけではない。ご存知のとおりドバイは非常に経済の発展した国である。目のくらむような高いビルが海沿いの町に密集して建っている。
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