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コラボ企画
 
四人工藤、故郷に帰る

意図せず大歓待を受ける

金山城跡からの帰り道、「子育て呑龍」大光院や金龍寺といった太田の名刹に続く参道を下ってゆくと、魅力的な構えの店が営業中。「焼きまんじゅう」と書いてある。


オープンデッキ!これはいい。

「元祖呑龍 山田屋本店」さん。ルーツを辿れば400年前の麹屋さんにまでさかのぼるという老舗だ。そんな老舗へ、さっそくダンボールレガシイを組み立てて横付けだ!

もちろんその前に、お店の方に取材の事情を話すわけだが、なんだか面白がってくださって、2つ返事で場所を貸していただけることになった。非常にありがたい。スバル車だから余計に歓迎されたのだろう。


へえー、作ったんだ!とか言われつつ店先で組み立てる一行。
知らない近所のオジサンの注目もあびる。

女将さんもカメラを持ち出した。
まさに今我々のを焼きあがったところにお邪魔。タイミング遅れた。

スバルとはもはや関係ない気分で、四人工藤自分たちのために、焼きまんじゅうを購入。これが群馬県民の日常おやつだ!

焼きたても焼きたてだ。1個7〜8cm×4個で、1串30cmくらいはある。

20本まであるメニュー表で、どれだけまとめ買い客が多いかわかるだろう。
ご厚意でラムネのサービス。わぁありがとうございます!

ダンボールの車で太田市内を巡る帰省旅。始める前はいったいどういうことになるのだろうと不安ではあった。担当の安藤さんも「現地の人とのふれあい、なんてあるといいですよね!」などと陽気に話していたが、「レガシィ」と書いたダンボール車背負ってどうふれあうというのか。

しかし、たまたま入ったこの店が大当たりだった。なんという幸運。お店の方々、それに常連さんまで、皆さんに親切にしていただいた。最後には全員で記念写真を撮るまでに。


山田屋さんの息子さん(右端)も部活帰りに加わった。NHKの旅番組かこれは。

大きいわタレがかかってるわ熱々だわで皆アグアグしている。
「来る前はこれ食べるの憂鬱だったんですよー」と言い放っていた、焼きまんじゅう初体験の工藤さん。うまいうまいと食べていた。

もともと麹屋さんだった強みで、秘伝の麹を使ったまんじゅう生地はとてもいい味だった。熱々のまんじゅうの上で味噌ダレも香ばしい。

「取材、暑いでしょう!」と、カキ氷もサービスいただいた。我々はもう太田が大好きだ。

私はかき氷が実は苦手なのだが、この氷はとても細かくて、口の中でホロホロと解けてとてもおいしかった。あまりの歓待ぶりに戸惑いつつも、いい旅になったと工藤さんたちも大満足だ。こんなオチになるとは、ひっそりと本工場の周囲を回っていたときは夢にも思わなかった。

故郷って、いいなあ。

四人工藤とともに群馬に帰省させてもらった筆者だが、太田の知らないいいところを堪能できた気がする。駅前で多少不安になっても、例えばレガシィ(ダンボール含む)などで街の深奥に迫れば、いいところはたくさん見つかる。日本中に、ささやかな桃源郷はまだまだたくさんあるのだ。

元祖呑龍山田屋 ホームページ
https://www.donryu-yamadaya.com/

工場のそばにある和菓子屋では「スバル最中」「36(サブロク)焼き」「THEスバル(瓦煎餅風)」も買えます。

スバル公式サイト


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