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ちしきの金曜日
 
1台しか停められないコインパーキングめぐり

ふしぎなはぐれコインパーキング

さいごに「こういうのもあるのか!」とびっくりしたはぐれコインパーキングを3つご紹介しよう。


マンションの駐車場の一角がなぜか1台だけコインパーキング。

たしかに。なんでだろう?

「へんだねー」「へんですねー」

まずは上のはぐれ作品。なぜかマンションの中にコインパーキング。

「コインパーキング業者の営業力の勝利ってとこかねえ」と小林さん。そういうものなのか?


これも。雑居ビルの1階に唐突に1台だけ。ふしぎなのは…

コインロッカー。

「そういえばコインパーキングの敷地にときどきコインロッカーって置いてあるね」
「考えてみたら、なんでだろうね。クルマに乗ってきた人はトランクに入れておけばいいはずだし」
「しかも、ここ1台だけしか停められないのにこんなにたくさん」

清涼飲料水の自販機がほぼ必ずといっていいほど置かれているのは理解できるが、コインロッカーはふしぎだ。

どういう状況を想定しているのか。そして自販機ふくめた「コインパーキング一式」はコインパーキング業者がパッケージで営業するのか?こんど調べてみよう。

 

インディーズ系

さて、この日のオオトリを飾ったのがこちら。これはほんとうにびっくりした。


この建築単体でもなかなかそそる物件。みんなの歓声があがる。

いろいろな「無人サービス」がおさめられているなか、一角がコインパーキング。

これは最後をしめくくるにふさわしい。かなりトンチの効いたはぐれコインパーキングだ。自由すぎる。これまで見てきたような専門業者が土地を借りてやっている物件とはことなり、どうやらこの土地の所有者が独自の感覚で行っているもののようだ。インディーズ系とでもいうべきか。


インディーズな雰囲気を漂わせる内部空間。

 

となりはこれまた自由な雰囲気の自販機コーナー。

インディーズらしいメッセージ性に富んだ作品。

奥にはちゃんと(?)コインロッカーも完備。

一見、やんちゃなふうだが、実は不整形な土地を巧みに利用している点にぼくは感服した。


実はこんなふうに鋭い2等辺三角形の土地。

地図で見てもこんな。大きな地図で表示

いちばん奥行きがあるところはコインパーキングに、やや狭くなったらコインロッカースペース、そして自動販売機…かなり奥行きがなくなってきたら証明写真のボックス、と面積にあわせたサービスを配置しているのだ。


フリーダムな中にも工夫のあとが。

で、いちばん狭い三角形の先っぽにはなにを置いているかというと…


コンドームの自販機!

またやりたい

ほんとうに楽しかった。主催の小林さんありがとう。またやりましょう。

1台しか停められないコインパーキングをみつけた方は、小林さん[twitter: @gonzke ]に教えてあげましょう!

【以下宣伝】

カルチャーカルチャーでやった写真のワークショップをまたやります。ずっとぼくのやってるこのワークショップをどう説明したものか迷ってるんだけど、思い切って今回は「うまくならない写真ワークショップ」と銘打ってみた。詳しくは→こちら

いわゆる「良い写真」は撮れるようにはならないと思うけど、「ああ、写真ってこういうものか!」っていう発見はあると思う。

今回は会社帰りにちょっと立ち寄ってできる形式にしました。興味ある方はぜひ!


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