この先は受験生の方は読まないでください
試走のため、近所の公園にやってきた。
さっそく履き替えます
前ページで履いてたのになんでまた履くシーンから始まるのか。ちょっと近所の目が気になってしまったからだ。
「おしゃれは足下から」という鉄則があることを考えると、「不審者も足下から」「変態も足下から」であることは想像に難くない。
大人になってそろばんを履いて出かけると、確かに怒られはしないが、それ以外にいろいろ不都合があったりするのだ。
公園ならいい、っていう基準もよくわからないが
心配されたゴムの圧迫感もなく、履き心地は上々。立ち上がってみても意外とそろばんの厚みは感じない。いいぞ、いい感じだ。
ただ、すっごい滑る。
ツルッツルや
足下が全くおぼつかない。手すりに掴まったまま、おそるおそる広い場所まで移動。
まずこのへんで滑ってみます
スイーッ、ってスケートみたいに優雅に滑るはずであった。現実は、確かに滑るは滑るんだけど、スイーッっていうよりは、ツルッ。あるいは、ズルッ。
雨の日に置かれる注意書き「床が滑るのでご注意ください」とおなじ「滑る」だ。受験生に言ってはいけないほうの「滑る」である。
悔しいので特訓中
上の写真を見て気づいたのだが、そろばんシューズは厚みがないので思ったより目立たず、遠目には普通の靴にしか見えない。
それなのに一人でバタバタ手を振ったり転んだり、不自然な動きでギャッと悲鳴を上げたりしている。
遠くで若者のグループがものすごくこっちを見ていたのだが、その理由が今わかった。
ひとりでおどけているようにしか見えない
何もないのにすぐこける人
ワーッ!
いかにバタバタしているか、アニメーションでごらんください(マウスオーバーでスタート)
そんな逆境に負けずコツコツと特訓を続けた結果、2mくらいは滑走できるようになってきたぞ!
2mもなかった
2mは行ったぞ!と思ったが動画で見るとせいぜい70cmくらいであった。思うにこの伸び悩みは、地形の問題ではないか。下り坂を利用すれば、まるでスキーのようにスーッと滑れるのではないだろうか。
上体の加速度にそろばんのスピードがぜんぜんついてこない。だめだ。
まとめると、どうやらそろばんが向いているのは、
・その場でズルッとすべる ・1m弱をじっくりジワジワすべる ぐらいのところのようだ。 期待していた「スイーッ」が実現できるスペックではなかったようである。
もうぐったり
そろばんもすり減りまくり
転んで起きてを繰り返すこと2時間ほど、気づいたらサンダルのゴムが切れていた。今日はここまでにしておこう…。
予告どおり