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ちしきの金曜日
 
町こうば建築があいらしい

わかってきたかも

と、町こうばの広がる街を歩き始めてすぐは不安にかられたが、30分もすると魅力がわかってきた。「町こうば」という呼称はダテじゃないのだ。


玄関軒の高さと右のシャッターの高さがあきらかにアンバランス。あと上の大小合わせて計4つの排気口もかわいい!すてき。

2階左の開口部のスケールがおかしい。キュート!

シャッター左の、そのへこみはなに?角材かなにかを立てかける感じかな?

どういうことかというと、コンビナートなど大規模な「こうじょう」が工業地域にあるのに対し、「こうば」は住宅街に隣接しているのだ。多くの場合、住宅と一体ですらある。

なので、ぱっと見「普通の家のフリ」をしているのだが、にじみ出る「こうば感」は隠しきれない。一般家庭ではあり得ないでかいシャッターや尋常じゃない軒高などがしれっとふつうの住宅と一体になっている。そこがあいらしい。やけに重厚なスチール製の扉など、素材感にも注目だ。


なんてことな小ぶりのマンションのフリをしているが、1階部分がおかしい。かっこいい。住むなら1階だ。たぶん住めないけど。

生産現場として必要な空間の大きさと住宅のそれとはちがうのだ!

そりゃそうだ。でも、こうやってひとつの建物に両方がおさまっているのを見てぼくははじめてそれを意識した。みんなも意識するといい。

同じ人間が身を置く空間なのに、ふるまいによって違ってくるっておもしろい。


これはやや上級編か。一見普通のマンションだが、1階左の入り口はこうばのもの。油断ならない。

こざっぱりした「ふつうの家」のフリをしようとしているが、1階のインダストリアルな扉の存在感は隠しようがない。いいのに。ありのままの自分をさらけだせば。

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