驚異の切れ味、黒曜石
最初は割ることさえままならなかった黒曜石だが、思ったよりもずっと手軽に、凄まじい切れ味のナイフを作ることができた。
驚異だった。
古代の世界において、その価値が非常に高かったというのもうなずける。
ちなみにこの黒曜石は、伊豆の神津島産のものなのだが、古代では「ブランド品」として、遠くは石川県にまで流通していたという。
おそらく、その切れ味ゆえ、大事に大事にされて、石川まで運ばれたのだろう。わかる。わかるぞ。
みたいに、その切れ味に21世紀の世の中で共感できることを、ほんわりと嬉しく思う、打製石器ディナーであった。
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ネギを切るのは、少し苦手、黒曜石。 |
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