名物・焼そばフランク
西武池袋線の改札に入ると「SNACK INN」という古そうな軽食コーナーがある。こんなところにも目を凝らしてみると名物メニューがあるのだ。
「焼そばフランク」というノボリを見た時に僕はけっこう複雑なことを考えていた。
例えば、コッペパンの切れ目に焼そばを入れて、更にそこにフランクフルトも載せちゃう、ボリューム満点ホットドッグのような。
でも実際注文してみたら、予想を上回るシンプルな物が出てきたのでした。
逆に「そうくるかー」と一人で思わず唸ってしまった。いや、メニュー名が「焼そばフランク」なんだから、こういうものが出てくると考えるのが最も自然だろう。これは「名物」のノボリを見て、余計な色を付けて考えてしまった僕の方が良くなかった。
この焼そばフランク、全く見た目通りの味がする。なんかちょっと一人で勝手に妄想して、一人で勝手にだまされたような感じだ。その結果が駅の中で一人夏祭り状態である。なんとなならないのか、これ。
最後に、焼そばフランクのついでに注文したピロシキはけっこうおいしかったことを付け加えて、池袋駅ナカ食べ歩きを終了したいと思います。
とても油っこい揚げパン。食べていたらなぜか牛乳を飲みたくなってきた。こういう食べ物、あと数年したらうまいと思わなくなるんだろうな…
駅ナカで手軽にノスタルジック
へんてこメニューから始まって、最終的にはどこか懐かしいような不思議な気持になってきた。この一方で池袋駅ではエソラやエチカという最新のおしゃれ商業施設がハバを効かせていたりする。
池袋は異次元空間にも思えるし、ただ単にゆっくりとした過渡期の中にいるだけなのかもしれない。そもそも池袋は東京の中でもそんなに都会じゃないよ、という意見もあるかもしれない。
なんかだよくわかりませんが、原因を真剣に考えるほどのことでもないような気もしますね。
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