とりあえず3冊の未来図を紹介してみた。どれにも共通するのは、悲惨な戦争を経たのちにやってくる未来は確実に輝いている、という信念だ。予測という以上に、そこには今よりもっと世の中をよくしようという意志が織り込まれていたに違いない。
ただその反動で「便利・合理的」を目指すあまり、技術方面に重点が置かれて、人としての豊かさというものにはあまり触れられていないのは、仕方のないことだろう。というか少年誌だし当たり前ですわね。
まあ、本文ではいろいろと茶化したりしたけど、昔ワクワクしながらパノラマを目で追った感覚が甦って楽しかった。未来とは楽しくありたいものだ。 |