ところで、この店のメニューをよく読んでみると、かならず最後に「◯◯もびっくり(◯◯には有名人の名前が入る)」と書かれている。一つづつ点検してみると「いそのさんもびっくり」(みそ焼ソバ)、小泉政権の塩じいもびっくり(塩やきそば)、「横峯さくらもびっくり」(桜エビもんじゃ)、「アダモちゃんもびっくり」(月島丼)などだ。
なぜ今さら塩じい? と疑問に思ったけれど「塩」焼きそばとかかってるダジャレなのだとわかって得心した。となりの桜エビ=横峯さくらもどうやらそれっぽい。
しかし困ったことに、みそ焼そばの「いそのさん」がわからない。「いそのさん」ってどの「いそのさん」なんだろう? さらに月島丼の「アダモちゃん」もわからない。アダモちゃん。確実に3年くらい忘れていた単語だ。おかげで原稿を書いている今、ウィキペディアの島崎俊郎の項目を熟読してしまった。
店の兄ちゃんに「月島丼がなぜ『アダモちゃんもびっくり』なんですか?」とたずねてみたところ、ばつ悪そうに「特に理由はないです」と答えてくれた。理由は無い。そうだよな、理由なんて要らないよな。そもそも宇宙創成だって理由無いんだし。と、そんなことを考えているうちに、レバーフライと月島丼ができあがったようだ。
新興勢力のレバーフライはいかほどのものか?
前段でわりとどうでもいいことに文字数を費やしてしまった。反省したい。したがって、レバーフライなどの感想はチャッチャと進めたいと思う。 |