で、ホイノボリってなんなのさ?
ホイノボリとはなんなのか?まず「ホイ」から説明すると、ホイとは白やピンクの薄和紙で出来た花である。よく学校で作るお花紙の花みたいなものだ。あの花ほど花ではなくて紙だが、遠目には花に見える。
そのホイを長さが数mある竹ひごに付け、それを竹竿の先に付けたもの、それがホイノボリだ。
どういう起源かというと、はっきりは判っていないらしい。有力なのは鎮花祭説。鎮花祭とは、散る花のように疫病が広がらない事、稲穂が散って不作にならない事を願って行われた災いよけの行事だそうだ。確かにホイノボリのホイは糊付けされていて散らないので合点がいく。ガッテンガッテン。
祭りは僕が見に行った南山王祭だけでなく各神社で行われるので、祭りそのものの総称としても「ホイノボリ」と呼んでいるようだ。ホイノボリはオブジェ1本の名前でもあり、祭りの総称でもある。若干ややこしい。
ホイノボリは日野特有のお祭りということで、2000年に「日野のホイノボリ」として滋賀県の選択無形民俗文化財になった。 |