チェックポイント1 椿山荘
面影橋から東に歩いて1キロあたりで、急に人が多くなり高級な雰囲気が漂う。 日本を代表する結婚式場「椿山荘」があるのだ。
ここの立派な庭園は、誰でも無料で散歩することができ、休日に来れば何組もの新婚夫妻を眺めることができる。
ちなみに、併設されている和食レストランは、ランチ6000円だったので即座にあきらめ、入り口で売ってた5個400円のパンを食べることにした。一瞬安く思えるが、パンのくせに400円もするというのは、よく考えるとものすごく高い。 さすが三ツ星ホテルである。
チェックポイント2 控えめな飲食店
コース沿いにはコンビニもファーストフードもほとんど無い。いい味を出した店が数店、ごく控えめに出店している。
靖国神社の「さくらまつり」みたいに、出店がずらっと並ぶのも楽しいが、逆のそっけない出店が神田川の魅力の真骨頂だと言えよう。 おごそかな気持ちで購入したい。
チェックポイント3 アユ
神田川にはアユがいるという。
当時もドブ川としか認識していなかった神田川にアユが戻ってきたと聞いて、何だか将来は清流のごとき川になるのではないかと期待したものだった。
あれから20年。
神田川は相変わらずドブ川だし、僕はアユをこの目で確かめたことは無い。そもそもアユがいるとして、誰が神田川のアユを食べたいと思うだろうか。 神田川のアユのことは、今はもう、どうでもいい。 今ならば言える。 僕は何かの代償にアユの幻影を追っていたのではないか、と。