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ひらめきの月曜日
 
麹と塩と水で作る凄いうまい調味料

魚を漬けてもうまい!

野菜に続き肉、魚系を塩麹に漬けます。まずは魚系。


イワシでも、サンマでも、サバでもうまいよ!内蔵を取ることが出来ない人はお店の人に取ってもらってください。

まずはイワシの塩麹漬け。イワシは頭と内蔵を取り除き、水で洗い流します。水気を切ったらチャックが出来る保存袋へ。


塩麹を全体にまんべんなくかける。こちらは揉まなくてもいいです。

袋に入れたイワシの容量に対して1割ぐらいの量の塩麹を全体にかけます。あとは空気を出来るだけ抜いて冷蔵庫へ。1日ぐらい保存すれば完成です。


切り身は放り込むだけだから楽です。

イワシと合わせてサーモンの塩麹漬けも仕込みました。こちらは切り身なのでそのまま袋に入れて塩麹をかけるだけ。


イワシとサーモンの塩麹漬け焼き完成。焼く時は塩麹がついたままで焼く。慌てて焼いたら皮が剥がれました。身が柔らかくなり張り付きやすいので焼く時は注意。

魚の塩麹漬けは酒粕漬けのような奥深い旨みがあります。しかし、酒粕漬けとは異なり、酒粕独特のクセのある香りや味はありません。旨みと柔らかい塩気。粕漬けをもっと上品な味にしたような感じになります。そして、魚の身が全体的にフワッと柔らかくなる。凄いうまい!


もうこれは日本酒を飲まずにはいられない味。米の飯も凄く合う。

あまりのうまさに酒と飯が止まらなくなります。漬けた物は、1週間ぐらいは保存が可能です。冷凍すれば更に保存がききます。

 

肉を漬けてもうまい!

そして、塩麹は肉を漬けてもうまくなります。


豚ロース。生姜炒めなんかにしてもうまいね。

今回は豚のロース肉を漬けてみました。漬け方の基本は魚と同じです。袋に入れて容量の1割ぐらいの塩麹を入れて冷蔵庫に保存。1日ほど置きます。


フライパンに貼り付くのでオーブンシートを敷いて焼くといい。

出来上がった豚ロースの塩麹漬けは魚と同様に塩麹がついたまま焼き上げます。


豚ロースの塩麹漬け焼き完成。もっと厚い肉でもよかった。

豚ロースの塩麹漬けは、味噌漬け肉よりもサッパリしています。肉の旨みが塩麹でさらに引き出され、程よい塩気がのっている。さらに、塩麹の効果なのか、肉がとても柔らかく感じます。

これもまた酒や飯にとてもよく合っていてうまい!


ビールやワインなどに合うだろう。日本酒や焼酎でもいけるよ。いや、もう何でもいいや!塩麹物は酒や飯に凄い合うのだー!

 

唯一の欠点があります。

作るのが安くて簡単。旨みを引き出し、使い方も多種多様。しかも、食品の保存期間も長くする。何も言うこと無い、いいことばかりの塩麹ですが、唯一の欠点があります。それは・・・

酒も米の飯もすすみ過ぎる!

食材にかけたり、乗せたり、調理につかったり、漬けたりするだけで、絶妙に酒や米の飯に合う味になる。こんなもの酒量や体重を気にする人の前に出してしまったらどうなることやら。そんな罪作りなことは私には出来ない。

皆さんも、こっそり作ってじっくり味わってみてください。

うまいよ!

海老を塩麹に漬けてもうまいのです。これまたご飯がすすむ。罪な奴。

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