大五郎という焼酎がある。 テレビでCMもしているので、ご存じの方も多いと思うが、大きなペットボトル入りの焼酎だ。 値段が手頃なので僕も愛飲しているのだが、このペットボトルが部屋にあると、なんというか、ちょっとポジティブな感じではなくなってしまう。 いかにも酒飲みという風で、芳しくない。 そこらへんをなんとかしてみたい。
(工藤 考浩)
部屋に焼酎のペットボトルがある風景
下の写真は、当サイトの記事「ガラクタ組み立てキットを作る」でライターの大北さんが僕の部屋に来て撮影した写真だ。 この記事中のいたるところに、焼酎のペットボトルが写り込んでしまっている。
よくないですな
三十代も後半に入った男のひとり暮らし、焼酎のペットボトルくらいあってもいいような気もするが、非常にまずい気もする。 ドンと部屋の片隅に焼酎のペットボトルがあると、残りの人生が一直線に退廃に向かってゆくような、そんな不安を感じるのだ。 手を伸ばせばいつでもアルコールのある暮らしは天国のようでもあるが、地獄へとつながる道のようでもあり、とても不安だ。
デコろう
というわけで、部屋に焼酎のペットボトルが存在することに起因する漠然とした将来への不安を解消するために、デコってみることにした。 焼酎のペットボトルをギャル風に派手にデコれば、アルコールが存在していることの安心感とそれに安心感を感じている不安感をいくらかでも軽減することができるのではないかと思うのだ。
まったく手探り
けれども、僕はデコに関してはまったくの素人だ。 それはおそらく家に焼酎のペットボトルがあるような人の多くも同じだと思う。 とりあえず100円ショップに行って、それっぽい材料を買い集めてきた。
デコの素材として正しいのかそうじゃないのかすらわからない状態ではあるが、きっとだいたいこんなものだろう。
けっこう高い
デコのメインになる、ラインストーンというのだろうか、宝石風のシールを購入したのだが、大五郎を装飾するための分量を揃えようとすると、これが意外に高い。 考えてみればデコの対象は携帯電話などの小物類で、大五郎のような大物類は想定していない。