ネギは長い
ついにネギカバーを使うときが来た。フランスパンのイメージをもってすればネギの恥ずかしさをも凌駕するはず。頼んだぞ、フランスネギカバー。
しまった、フランスネギカバーよりネギの方が長い。何件か回って一番長いフランスパンを調達したのに、短めのネギを選んだのにこの状況。
ネギがこんなに長いなんて、ちょっと恥ずかしい。
飛び出しながらも、何とか鍵で留めてみた。するとあまりネギが目立たない。この時、「おぉ、ネギサンドみたいじゃん」って言ったけど、ネギサンドという食べ物は見たことがない。さぁこれで買い物帰りを装おう。
やはりお洒落だフランスネギカバー
フランスネギカバーを買い物袋に入れてみる。全く恥ずかしくない。恥ずかしいどころか、ちょっとお洒落でしょ?位の意識でいる。ネギが飛び出した部分も全く気にならない。
むしろ、フランスパンならこうでしょ?と、胸の前で抱えるように持つ、通称、紙袋持ちをする勢いだ。
フランスネギカバーの恥ずかしくなさは相当なもので、他の恥ずかしいことを吸収してくれる。フランスネギカバーの恥ずかしさを数字で表すとしたら-80だ。
鷲づかみの破壊力
やっぱりネギはカバーをつけたら恥ずかしさをどうにかできるぞ! そう思い、さっきは恥ずかしかった鷲づかみを試してみた。
ふふっ、フランスネギカバーに怖いものなどない。と、歩き出したら、これは、恥ずかしい。そのまま食べられそうな物を持って歩いてるから、凄く食いしん坊っぽい。物自体よりも、アイツ絶対食いしん坊だ… って思われていると思うと凄く恥ずかしい。
中はネギだから食べられないよ!大丈夫だよ!って言いたい。 フランスネギカバーですら、いや、むしろフランスネギカバーだからこそ恥ずかしくなる鷲づかみの力はものすごいぞ。
フランス鷲づかみの恥ずかしさ 200