こうしてなんとかエキスポ当日、東京モノレールモデルが7本、久喜白岡モデルが12本、ブースに並び、上のとおりの図となる。橋脚たちは無関心でも熱狂的人気でもない「ふーん」といった感想を主にあつめてエキスポをつつがなく終え、わたしには「今日からもう、橋脚つくらなくていいんだな…」という安堵感だけが残った。
橋脚が並ぶまで―冬のクッキー編―
と、ここまでが去年の話だ。いまさら去年の夏の話をするのは、このリアルタイム全盛時代にあってなにか新鮮であった。思い出すとよみがえる、ふしぎな高揚感。
ときは、バレンタイン&ホワイトデーシーズン。お菓子が街をかけめぐる季節である。
ここでまた、「橋脚並べたい欲」がわきあがって、しまったのである。 |