たまらない感じの施設

ここ「東筑波ユートピア」は猿芸だけではない。
猿以外の動物もいるし、面白施設も多々ある。それらも見せてもらおうと、まず向かったのは日本一広い猿山だ。もともと山だった場所を切り開いて作ったので、動物園で見る猿山よりリアルな猿山だ。中に入ることもできる。

寒いためか猿があまり出てこないらしい。
どのくらいいるんですか？　と社長に聞くと「さぁ？」と言っていた。勝手に増えるため把握していないそうだ。猿芸の猿もここから選ばれた猿だそうだ。

猿山にイノシシもいたので、猿とイノシシは仲がいいのかと思い聞くと「いや別に」とのことだった。聞いた直後に猿とイノシシが餌の取り合いをしていた。自由な感じが素晴らしい。

猿は群れを成しているらしいが、ボスザルの影響力がすごく、人間の言うことを群れ全体で聞かなくなるので、ボスザルは隔離しているらしい。

見どころ続々！

猿とイノシシ以外にもライオンがいたり、熊がいたりする。
動物とふれあえる場所もあり、一般の動物園のふれあい広場のように時間で区切られていないので、出入り自由でさわりたい放題だ。放題と聞くと嬉しいのは貧乏性だからだろうか。

また剥製も数多く展示されていた。
展示されている剥製はこの園で飼育されていた動物だ。トラやフクロウ、キツネと何でも飼育していたんだと剥製から分かる。ここが出来て36年だそうだから歴史も長い。そりゃ剥製がたくさんあるはずだ。

見どころは動物だけではない。
メガネ屋に行くと買う気はないけれど、なんとなくいろいろなメガネをかけて「変な顔〜」とか「似合わね〜」とかと盛り上がると思う。ここではその盛り上がりを体験できる。

「そり」もあった。
雪が少ない地域なので芝生の斜面を滑るのだ。プラスチックのソリが備え付けてあって、誰でも自由に滑ることができる。子供だったらキャアキャアはしゃいだと思う。大人の僕も何回か滑ってしまった。

他にも4WDの林道コースがあったり、パラグライダーができたりするそうだ。社長曰く、個人でやっている動物園には（資金的に）限界があるから、思いついたことは何でもやるのだそうだ。その結果、バラエティ豊かな施設になっていた。