その時、新たな情報が

２階に玄関がある家は、地形と関係が深い。
当サイトでも暗渠に関する記事を書いているライターの三土さんなら、なにか情報を持っているのではないかと、何度か電話していたのだが、三土さんの原稿の締め切りがちょうど迫っていて、その催促の電話だと思われたのか（これは冗談です）、なかなか出てもらえず、ちょうど駒込のあたりを探しているときに電話がかかってきた。

マンション

その情報によると、駒込駅近くに、裏表二カ所玄関があるマンションが建っているという。
早速向かった。

教えてもらった場所に行くと立派なマンションが建っており、その脇に階段がある。
それを上ると、ちょうど裏側にもエントランスがあった。
このエントランスは１階とつながっているのだろうか。
もしそうなら、帰宅のたびにどちらのエントランスからはいるか悩んでしまうにちがいない。
なんと贅沢な悩みだろう。
ここにぜひ住みたい。

少し前に、建築物の高さ制限をかわすために、わざと斜面にマンションを建てて階数をごまかす手口が問題になったが、これはたぶんそういう事情で作ったのではなく、やむを得ずこうなったのだろう。

駒込はヤバい

駒込駅は、さきほど電車を降りた西日暮里や田端のちょうど対岸にあたる（といっても、大むかし川があったころの、ということだが）。
駅は川の土手に突き刺さるように作られているので、その周辺はぐねっとした坂が多く、そのため２階に玄関がある建物がたくさんある。
ここまでかなりの時間歩いてくたびれはじめていたが、それを忘れるほど胸が高鳴った。
ほっほー。

つぎに引っ越すときは駒込にしよう。
そう思ってしまうほど、２階に玄関がある建物が密集している。
ちょっと気が引けたので写真は掲載しないが、昔ながらの連れ込み宿までそうなっていて、興奮してしまった。